山田一雄書庫へ

今私が歌のお稽古兼レッスン室として使っているお部屋は
もともとは父の書斎兼レッスン室だったんです。
グランドピアノの配置こそ違いますが、
備え付けの書棚は昔と変わらず。
父が亡くなってから30年もの間、
指揮者として使っていた楽譜などは殆どそのままの
状態でした。

歌ものの楽譜も多く、時々フルスコアなどを拝借して
父はどの様に解釈していたのか…
どの様に音楽を感じていたのか…
音楽界の先輩として楽譜から父を感じることも
しばしばありました。
また、書棚の扉を開けて深呼吸しながらパワーを
貰うことも(๑•̀ㅂ•́)و✧
神棚か…(笑)


作曲した作品(自筆楽譜)は東京藝術大学の附属図書館に
既に所蔵されていますが、
日本初演楽譜、特に書き込みのある楽譜などは貴重なもので
母も私もどこかにお預けした方が良いのではないか、
と数年前から考え始めました。

そして今回、日本初演の楽譜と関連楽譜などは
東京藝術大学へ、その他の貴重な楽譜は京都大学へ
お預けすることになりました！

　　　

段ボール箱30個分をお送りしました〜。


　　　　　

書き込みのあるオーケストラ スコアは殆ど書棚から消え…
ちょっぴり寂しさもありますが、音楽家の皆さんのお役に立てるならば
それはそれで嬉しいことですよね♬


　　　

山田一雄書庫となる預け先をご紹介下さり、また
今日までの３日間、膨大な数の楽譜をチェック＆仕分けして下さった
父のお弟子さんでもある作曲家の小鍛冶邦隆さんと、
助手の見崎さん、妹背さんに心から感謝申し上げます♡